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「感謝パワー」の底力




長男が4歳、次男が2歳の頃、自宅でできるライティングのお仕事を引き受けていました。夫は激務で帰宅は午前様、私は朝5時に子どもに起こされ、ごはんを作っては片付けての繰り返しで日が暮れ、寝かしつけ後に仕事をこなす日々。後追い&赤ちゃん帰りで、足を一歩踏み出すごとに大泣きしてすがりついてくる長男。リビングには一気に出されたオモチャがドシャーッ。遊びで細かく破かれた新聞紙の山。片付けきれなかった食器、畳みきれない衣類がズラリ。本日のラスボス”寝かしつけ”を倒した後、PCに向かっていると次男が目を覚まして起きてきて、片乳にかじりつく…。そこへ疲れて帰宅したキレイ好きの夫(家事ノータッチ)から「キレイな部屋に帰ってきたい…」とボヤかれ、ガックリと眠りにつき、まもなくまた朝が。仕事の納期への焦り、こなしきれない家事、夫への不満で、よく体調を崩していました。子どもたちは可愛くて可愛くて、こんな可愛い時期は今だけなんだろうなということはわかりつつも、いろいろなことができない、夫がやってくれない、という不安や不満が自分を苦しめていたなぁと思います。あるときふと、不満や悲しみを感謝に置き換えてみようと思い、全身全霊で「ありがとう!」という気持ちをほとばしらせてみました。子供たちが健康で、全身でお母さんお父さん大好きと伝えてくれていること。お仕事をいただけていること。「やってくれない夫」は、実は、私にできないいろいろなことをやってくれていること。できないと落ち込むたび、夫に悔しい思いを抱くたび、一心不乱に感謝しました。そのときから、何かが変わった気がします。あれから10余年が経ち、三男が4歳になった今は、夫は皿を洗い、掃除機をかけ、洗濯物を干してくれるようになりました。




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