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NPO法人ファザーリング・ジャパン様 インスタグラムコンテンツ① インスタLP

  • 執筆者の写真: 愛 石井
    愛 石井
  • 4 日前
  • 読了時間: 4分

更新日:14 時間前





ファザーリング・ジャパン様Instagram:https://www.instagram.com/npofatheringjapan/


クライアント:NPO法人ファザーリング・ジャパン様 

制作物:インスタグラムコンテンツ(インスタLP)

開催した「HAGUKUMI TABLE」で生まれたアイデアをもとに、インスタグラム立ち上げサポートと、初期コンテンツ("「働く育児期家族」のレジリエンス調査”レポート&漫画)の制作をいたしました。

第一の目標は、難しい表現が多い調査レポートをいかに読みやすく理解しやすい形でターゲット層に届けるかということでした。アイデアミーティングを進める中で、調査内容をまとめたウェブサイトの必要性を感じましたが、最終的には、20代〜40代の新米パパママというターゲット層へのアピールがより強いインスタグラムでLP(ランディングページ)を制作し概要を面白くわかりやすく伝え、その後に調査データが表す具体的なシーンを漫画で表現していくという展開で6回に分けて漫画コンテンツを投稿するというアイデアが採用されました。

ここでは、制作した「インスタLP」についてご紹介いたします。



【制作のポイント】


重くなりすぎずにクスッと笑える内容に

調査内容には、私たち母親が思い込みがちな固定概念を覆されるような結果も含まれていました。そういった内容を、ターゲット層の新米パパママ、特にママたちの反発を招くことなく伝え、「そうだったの?知らなかったな」と素直に受け止められるように表現するという課題がありました。

この課題については、クライアント様側と私たち母親との間でわずかに認識の違いがあり、立場の違いで心持ちが異なるということを互いに認識する機会となりました。

対策としては、とにかく重くならないように心がけること。

ユーザーにもそれぞれの経験や思いがあるので、クリエイターが単独で自身の体験や気持ちをコンテンツ制作のヒントにしすぎると偏りや誤解が生じてしまう可能性があったため、デザイナーやイラストレーターを含めた制作チーム全体でコンテンツを揉み、クライアント様と意見交換をしながら、キャラクターたちを利用し「シリアスなシーンも重くならず、クスッと笑える表現」を目指して制作を進めました。


専門用語をキャラクター化。イメージで“伝わる”工夫

調査資料には、難しい専門用語や数字が数多く並んでいました。それをより簡易で理解しやすい言葉で表現するだけでなく、「見てわかる」「感じて伝わる」ことを目指し、用語を擬人化したオリジナルキャラクターを開発。

このキャラクターが登場することで、専門用語を100%理解できなくても、ニュアンスが伝わりやすいよう設計しました。

キャラクターは後に展開される漫画コンテンツにも登場し、調査内容の理解をより深めるキーアイテムとして活躍しています。


デザインの工夫で、数字もやさしく

メインカラーにはクライアント様のテーマカラーであるブルーを、ベースには温かみのあるクリーム色を採用。クライアント様のイメージとかけ離れ過ぎないようにバランスを取りながら、フォントにも遊び心を取り入れ、堅くなりがちな情報をやさしく伝えられるように工夫しました。

さらに、情報量の多さを感じさせないよう、画面ごとに変化をつけ、視線の流れや読みやすさを意識して構成。「たくさんの文字を読んでいる気がしない!」という体験を目指しました。


また、通常Instagramは新規投稿が上(左)に来る仕様ですが、今回、下へスクロールする通常の閲覧時の動作を鑑み、LP部分については一番最初に読んでもらいたい投稿を上に、LPの最後の投稿が下に来るように順序を調整しています。加えて、各投稿の最後のコマには次投稿の予告を入れ、「次に読み進みたい」という気持ちを促す工夫を凝らしました。


どうぞ、実際の調査内容資料と制作したインスタLPを比較してごらんください。


ファザーリング・ジャパン様Instagram:https://www.instagram.com/npofatheringjapan/




Direction:石井愛・吉岡しほり  構成&Copy:金子陽子 Design:川越沙江

Illustration:武藤友江




↓インスタLPの一番最初の投稿は、全9コマで構成しました。




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